水垣でーす。
今回は先週末のUFC309で相変わらずの強さを見せたJJことジョン・ジョーンズのはなし。久々に出てきて圧倒的強さを見せるJJ、今回も相変わらずの強さ。憎たらしいくらい強かったですね。。。
【UFC309】やはり別格、ジョン・ジョーンズがスピニングバックキックでKO勝ち。ミオシッチは引退宣言
UFCをデビューしたのは2008年、それから16年で負けたのは垂直エルボーでの反則負けのみ。(そのエルボーも今年の11月から解禁されてOKに)その中で数々のファイター達がJJに泣かされてきました。そんな泣かされたファイター達をちょっとだけ振り返ろうと思います。
ジョン・ジョーンズ強しっっっ💪😤#UFC309 pic.twitter.com/QYPIKDzysR
— UFC Japan (@ufc_jp) November 17, 2024
こんな倒れ方をミオシッチがするなんて想像できなかったですね。
まずは何と言ってもDCことダニエル・コーミエですね。UFC182でコーミエはJJのタイトルへ挑戦しましたが敗戦。ここまでは仕方ないのですがその後ジョーンズの不祥事で王座剥奪、コーミエはアンソニー・ジョンソンとの王座決定戦で王者になりますが、どこかJJがいないから的な雰囲気に。そしてUFC214で復活のジョーンズとの再戦で真の王者にと意気込むもKOで敗戦、がしかしこの試合での薬物検査に引っかかりノーコンテストに。なんか微妙な形でベルトは再びコーミエの元に戻ってきます。その後コーミエはヘビー級で王座を取得していますから、ジョーンズがいなければこの時代は最強は間違えなくコーミエだったわけで、ジョーンズ被害者の会の筆頭に上げたいと思います。ちなみにジョーンズとのトラッシュトークの中でどうしても人の良さと上品さが出てしまうDCは僕は大好きでした。
続いては現在進行形のはなしです。現ヘビー級暫定王者のアスピナル、普通王者が復帰したら真っ先に暫定王者と統一戦をやるもんだと思っていたら、暫定王者の防衛戦をやらされたにもかかわらず正規王者ジョーンズはミオシッチとの防衛戦に。その試合を会場でみるアスピナルの気持ちはどんな気持ちなのでしょうか。ただジョーンズが防衛したあと次は「アスピナルやろう」となって、なんならオクタゴン内でフェイスオフとかもあるんじゃと思っていたら、試合後のマイクではとりあえずデイナと交渉するよ的な冷めた感じ、さらになんならペレイラとやるんじゃ的な雰囲気も出てきてて、カメラに抜かれるたびにアスピナルがなんか可哀想で。現在進行形での被害者の会トップコンテンダーです。ちなみにvsアスピナルとvsペレイラどっちが見たいかと聞かれれば僕はペレイラ派ですwごめんアスピナル。
ジョン・ジョーンズ勝利の瞬間パート2️⃣
トム・アスピナルのリアクション👀#UFC309 pic.twitter.com/ZT3ETIbhzx— UFC Japan (@ufc_jp) November 17, 2024
アスピナルさんの心中はいかに
そして被害者の中にはUFCもいます。みなさん覚えているでしょうか?2012年の9月1日に開催予定だったUFC151。この大会のメインイベントはジョン・ジョーンズvsダン・ヘンダーソンが予定されていましたが、ダンヘンが怪我で試合をキャンセル。そしてその代役選手を断りまくったジョーンズさん(確かチェール・ソネンとかが候補に上がっていた記憶が)交渉が難航しUFCが下した決断が大会をキャンセル!!後にも先にもそんな事態が起きたのはこの時だけではないでしょうか?
UFC151 ウィキペディア
こちらがその幻の大会の情報になるのですが、対戦カードを見て頂くと、とあるジャパニーズの名前があるんですね。そうこの幻の大会になんと水垣出場予定だったんです。そんなことからワタクシ水垣もハリケーンジョーンズの被害を受けたわけで、被害者の会の後ろの方の席に座らせて頂いています。本当にこの時のことは忘れられなくて、日本での練習も終えて渡米する日の前日の朝です。起きるのマネージャーから電話とメールが大量に来てて、すごく嫌な予感がしたんですね。案の定試合がなくなったと、大会ごとなくなったと。決まっていた試合がどうなるかは今話しているところだと。頭真っ白でしたね。しんどい練習終えてあとはご褒美の試合を待つばかりだったのに…さらにこの時なんかお金使いすぎてて金欠で、やっと試合だーと思ってた無くなっちゃったという..(頭真っ白になった理由のほとんどはこっちですw)結局後日にUFCからごめんなさい小切手が届いて一命を取り留めましたが、ハリケーンジョーンズ恐ろしかったです笑
とまぁここまでジョーンズのやらかしの話ばかりになってしまいましたが、やっぱりそれでもファイターとしてもジョン・ジョーンズは別格で、もはやどうやったら勝てるのか想像するのも難しいです。ライトヘビー級でやっていた最後の方はやや堅い試合をしていた印象で、ここから少しずつ崩れるかなと思ったりもしたのですが、ヘビー級の転向後の最近は初めて王者取った時の怖いジョーンズがまた帰って来ているような気がします。今回のミオシッチとの試合を見ると初めて王者を取得したショーグン戦を思い出しました。勝った後のダンスといい憎たらしいほど強いジョーンズですがやはり彼の試合は見たい!そんな魅力的な選手です!
そんなジョーンズですが何度かちょっとだけ話たことがあるのですが、めちゃくちゃ穏やかな喋り方ですごく優しい感じなんです。その辺りの人間味がこれだけやらかしてもなんか憎めないやつという感じなんでしょうか?こんなエピソードもあります。ジョーンズが所属するジャクゾンズに練習に言っていたDJタイキ選手が帰国するときに空港までの足がなくて困っていたら、なんとジョーンズが送ってくれたという!!当時すでにUFC王者だったジョーンズ、誰か送ってくれる人を探してくれるようなことがあっても自ら送ってくれるとか、なかなかないですよねぇ!ジョーンズに送らせるDJさんもなかなかですがw
そんな、憎たらしいけど実は優しいジョーンズさんの今後、特にどういう形で選手生活を終えるのか目が離せません!!
水垣偉弥の指導する格闘技ジム「BELVA」は会員募集中です。未経験の方大歓迎です。
詳しくは→こちら
コメント